【防音材ドットコム】遮音等級LL-45床・壁・天井用通販(ユニコム建材)
ユニコム建材(株)は、緩衝材と遮音材との複層構造の建築用防音材・制振材の専門メーカー(創業平成7年)です。
ユニコム建材(株)の防音・制振製品は、遮音材としての『アスファルト系基材または高比重ゴム系基材』と、衝撃緩衝材としての『繊維フェルトまたはポリエチレン発泡体』との組み合わせで構成されています。
ユニコム建材(株)の商品『ユニフェルトケナフ』は、優れた制振性能・遮音性能による床衝撃音低減性能(LL値-45、LH値-50)だけではなく、『日本建築学会床工事WG』が定める「転倒時の衝撃を和らげる緩衝性能(G値)」の奨励値である100Gを大幅にクリアしています。
また、その緩衝材の特性により、優れた断熱性能も評価されています。
現在、「人にやさしい床防音材(L45商品)」として、マンション床リフォーム用の他にも学校・保育所などの文教施設や高齢者向け福祉施設などにも多数採用していただいております。
ぜひ、お取り扱いをご検討していただきたく、ご案内申し上げます。
人にやさしい床防音材
学校・幼稚園・老人施設などで、滑ったり躓くことにより転倒し、ケガをすることがよくあります。「日本建築学会床工事WG」は、転倒時の安全性のために、JIS A 6519の「床の硬さ試験」の推奨数値(G値)を100G以下としています。(G値は小さいほど安全性が高いとされています。)ユニコム建材の床防音材は遮音材と緩衝材の複合材であり、その特性によりG値が大幅に下がっています。
優れた断熱性能も兼ね備えています
ユニコム建材の床防音材は、遮音材と緩衝材の複合材であり、その緩衝材の熱伝導率の特性によって床の断熱性が向上し、大体においてグラスウール10K使用相当の断熱性能が認められています。コンクリートスラブ面などからの床冷えを緩和し、人にやさしい省エネタイプの床防音材です。
L値について
防音材の性能を表す数値で「L-45」などの表記をよく目にします。この「L値」とは衝撃音に対する遮音性能を表す単位で、Lの後の数字が小さいほど性能が高いことを意味します。床や壁を伝わってくる衝撃音には2種類あります。
- ●軽量床衝撃音(LL)
軽い物の落下音。「コッ、コッ」という高い音。 - ●重量床衝撃音(LH)
子供の飛び跳ね音など。「ドスン」という低い音。
建物別にみると…
■マンション
特にマンションでは、日本建築学会の推奨として、「LL-45」「LH-50」以上の性能を望ましい水準としています。管理組合などの規定でも、リフォームの際は防音材などで「LL-45」以上の性能にする必要がある、とされているのが普通です。カーペット敷きの床からフローリングへのリフォームなどで特に留意する必要があります。
■木質系・鉄骨系アパート
コンクリート造に較べ、床の剛性・質量・骨組み構造から来る隙間の存在などがネックとなり遮音性能については不利だと言えます。その分、防音材で防音対策に力を入れる必要があります。
■木造戸建て住宅
プライバシーなどの点から、集合住宅に較べ、防音については軽視されがちです。しかし、近年の高気密・高断熱化により、外部からの音の遮断は良好ですが、その分、家の内部で発生した音の逃げ場がなくなっています。音の発生箇所ごとに重点的に対策を立てる方法を考える必要があります。
建物別に防音材で対策する必要があります。防ぎたい音の「種類」「程度(音量)」「方向」などによって、適切な防音材の種類や組合わせ・材料の量が違ってきます。建物別だけでなく、音の種類によっても対策は現場ごとに違ってくるのです。
L値(床防音性能)の表示方法の変更について
これまで床材の防音性能には、「LL-45」「LH-50」などの表示方法(推定L等級)が用いられてきました。「推定L等級」は実験室で測定した床材の床衝撃音低減量をもとに、一般的空間の床衝撃音低減性能(床防音性能)を推定したものです。
これは「その床材を使えば、必ず推定L等級の性能が得られる」という誤解を生じてきました。そこで、その床材単体が床衝撃音をどれだけ低減することができるかという趣旨の新たな性能等級表記として、2008年頃から『ΔL等級(デルタ エル トウキュウ)』が使われるようになりました。
防音材直貼りの場合、「ΔL等級」から「推定L等級」へ換算(読み替え)可能です。例えば、「ΔLL(Ⅰ)-4」の防音材を使用すれば、「推定LL-45等級」に相当すると言えます。
類似品にご注意ください
なお、弊社商品『ユニフェルトケナフ(遮音性能L45)』の類似品で、コンクリート・スラブ厚200mmでの遮音性測定結果によるL40(遮音性能L40)またはL45の性能表示商品(主にマンション用床防音材)が市場に出ています。一般的には、遮音性能=L値はコンクリート・スラブ厚150mmで遮音測定をしますが、これらの類似品は遮音測定はスラブ厚200mmでの遮音測定結果ですから、これらを慣例に従いスラブ厚150mmで置き換えれば、L50(推定遮音性能L50)の遮音性能でしかないようです。(一般財団法人 日本建築総合試験所 試験研究センター 環境部環境試験室長 公式見解)
平成20年頃以前の新築マンションの管理組合遮音規約で一般的に定められているL40またはL45遮音性能は、ほとんどがスラブ厚150mmでの遮音性能測定を想定していると考えられています。
マンションリフォーム用床防音材の遮音性能L値を検討される際には、遮音測定のスラブ厚(150mmかどうか)の確認をお勧めいたします。